JOSHIBI・AP

今まで私は“孤独”について考えることが多々ありました。それをもっと強く考えるようになったのは2020年を襲った新型コロナウイルスの影響です。人と触れ合うという行為ができなくなった今、“孤独”という言葉が頻繁に聞こえてくるようになりました。そんな中で私は、こんな状況禍だからこそ少しでも励まし、前を向けるような物を作りたいと思い人形を通して見えない力や愛の価値について表現してみました。また、コントラバスを使って心情を音で表現しました。そばにはいなくとも彼らがいる、存在に気づいてあげることであなたとの繋がりが生まれます。孤独は本当の孤独ではありません。だって人というのはみんな孤独だから。みんな孤独同士だから繋がり合うのではないかと私は思います。孤独は怖くない。だからこそ立ち上がってはじめの一歩を踏み出しましょう。そして見えない彼らに手を差しのべてあげて下さい。これが作品に込めたメッセージです。