“涙”をテーマに制作を行いました。人は嬉しい時や悲しい時など、心を揺さぶられた瞬間に涙を流します。今年は自分自身を見つめ直す機会の多い1年でした。その中で、大学生活で得たものとは?と考えた際に出た答えが“自分の内面を表現することの怖さ”と“課題や企画を終えた際の代え難い感動”でした。この2点に共通するものは“涙”だと考えます。身の回りの人から“涙”のエピソードを集めたところ、人は成長するにつれて涙を流すきっかけになる感情の豊かさが増し、より複雑になることに気付かされました。涙にまつわる感情の様子を、21年間嬉しい時も悲しい時も、ずっとそばにあった“海”と、私に初めての感涙を与えてくれた小説「星の王子さま」の表紙に使われている“青色”で表現しました。