人から発される言葉は目に見えない。本質が見えないからこそとても不確定なもの。言葉とは、人間誰もが持っている凶器。私はその言葉に傷つき押しつぶされ、たとえ前向きな言葉であっても皮肉のようにしか聞こえなくなった。生死を意識する事しかできなくなった。世間でも誹謗中傷という言葉が飛び交う今、私のような感情を持った人は少なくないだろう。しかしそれを救えるのも言葉である。私を救ってくれたのは、思いやる気持ちと優しさに溢れた人間からの言葉だった。本気で人を思い投げかけられた言葉は自然と受け入れることができた。自分と同じように苦しんだことがある人、今苦しんでいる人など、誰かが少しでも何か共感したり、自分を見つめ直そうと思えるきっかけにるように。