⼈間中⾝が⼤事と⾔われるが、やはり外⾒や⾒た⽬は⾃分⾃⾝の象徴であり、構成する⼤切な1つの要素である。 外⾒という⾃分⾃⾝と⼈々は⽇々向き合いながら⽣活している。メイク、整形、ダイエット、コンプレックス、劣等感、優越感、外⾒と向き合う中で⼈々は様々な⾏為、考え⽅をする。 多くの⼈が、⼤多数に近付こうとし、⾃分の意思ではなく、みんなと違う⾃分が変なのだと劣等感を抱く。特に⽇本⼈はその考え⽅が⾊濃く在る気がする。 私の場合は⼀重まぶたが⻑年コンプレックスだった。しかし、様々な思想や考え⽅、⾒え⽅を経験する中で、だんだんと⾃分⾃⾝の個性、⼈と違う特別なものだと思えるようになっていった。 しかし、⽣まれ持った外⾒に対するコンプレックスをどうしても受け⼊れなくてはいけないわけではない。体というものは死ぬまで⼀緒に⽣きていく。受け⼊れられないものを抱えながらではいつまでも⾃分⾃⾝を好きにはなれない。 ⾃分の憧れる姿、なりたい形に変化させていくことも⾃分⾃⾝を受け⼊れられる、好きになれる1つの⽅法である。 「⾃分が⽣まれ持ったものを⼤切にする」という考え⽅と「理想に近づくために⾃分を変えていく」というこの2つのことは正反対にも思えるが、どちらも⾃分⾃⾝を愛せるための考え⽅、⾏為である。 この作品を通し、⾃分⾃⾝について、他⼈に対しての⾃分の⾔動を振り返ってもらいたい。