今のコロナの状況は自分たちが直面しているからわかることです。もし今後30年、40年こんな状況が続いたとしたら2020年のことは記憶の中で薄れていってしまい、この先話していても記憶は曖昧なものできっと、矛盾が生じてしまうと考えました。矛盾や記憶違いを生まないように今年の記録をしっかり残しておけば自分たちの思っていたことや体験を鮮明に思い出せます。今生きているからこそ知れる事実をテーマにし、2020年人々がどのような感情を抱いて生きたか、何をしたかなどを身近な人を対象にし、協力してもらい2020年の思い出ではなく人々の事実を記録しました。身近な人には過去との比較や死後の問題、私個人では衣食住の食にフォーカスするなど狭い範囲範囲ですが今年考えたことの事実として伝えることができると思います。事実を記録することにより2020年という怒涛の1年間を忘れることなく正しく人生に刻めるのではないかと考え作品にしました。