2020年コロナウイルスが流行し不安な状態が続く世界で私はピカソのゲルニカの絵を見るべきだと思った。ピカソの声なき叫びが封じ込められているあの絵には今の私たちに通ずるものがあるそう感じたからだ。
あたりまえを作ろうとしすぎているこの世界で、あたりまえの2択のどちらかを答えなければいけない気がして息苦しさと怒りを感じた。平和と戦争、善と悪、生と死、過去と未来、日本と海外、大人と子ども、女と男、人と生き物、白と黒…
私が今いるのはこのどちらかではなくその間にいるのだと思った。そして対立する2つの中間こそ多種多様な考えがありどちらかを選ばなくても納得できるものがあるのではないか。どちらかになる前にどちらも知ろうとする事で対立ではなく同じ目標だということに気づけるのではないだろうか。この作品の目に見えるものと目に見えないものからそのことを考えてほしい。
共同制作者: 細井麻由実(音声)